フォトグラファー
石賀 美紀子ブログ

マタニティフォト

2019.07.21

女性だけが体験できること。『妊娠と出産』

お腹に命を宿した女性は、嬉しさと責任の重みと、出産までの過程で変わりゆく自分の体に命の重みを感じると思います。

妊娠がわかったとき、それを旦那さまや家族に伝えるとき、色んな感情が込み上げてくる中にそれぞれの想いが交差する。

そして『命』の尊さとこれからこの子を大切に育てて行きたいという責任感を持つようになります。

検診に行くのが待ち遠しくて、初めてもらったエコー写真やDVDを大切に保管したり、母になった証として母子手帳を交付してもらった時、

嬉しくて可愛い母子手帳ケースを買いに行ったり・・育児書を購入したり・・

私が出産した頃は、(22年前)DVDにお腹の赤ちゃんの様子を録画するということはなく、エコー写真だけだったので心臓の動きは病院でしか見れませんでした。

今はDVDで持ち帰ることができ、旦那様にもその感動を見てもらう事ができるんですよね。

自分の体の中に、もう一人の人間がいる。と私は不思議な気持ちになった事を思い出します。笑

初めて聞いた心拍音に、胸が熱くなり自然にお腹を手で摩ってたり。それと同時に自分の体を労わるようになったり・・

妊娠って女性にとっては、体も心も大きく変化する事だと私は思います。

そんなマタニティライフの中にその神秘的な姿を写真で残すマタニティフォトがあります。

色んなところで目にするようになったフォトですが、実際のところ、いいなあと思うけどお腹を出すのは恥ずかしいし・・妊娠線が気になるから・・と断念するママもいると思います。

こちらのママもそうでした。上のお子さんの時に撮りたいな・・と思ってたけど恥ずかしくて勇気が出なかったそう。

でも、今回の妊娠が最後になるかもと思ったとき、やっぱり残しておきたくてと話してくれました。

家族写真もずっと撮ったことがなく、これを機に家族での写真を残したいと思ったそうです。

写真を撮る。それだけのことかもしれないけど、マタニティは露出も多い写真となるので、そこに勇気が必要になることもあるんだと感じたとき、

撮って良かったと思ってもらえる写真を残してあげたいなと思ったのです。

パパの手をお腹に当ててもらう写真。よく見かけるけど、この時のママの表情はとっても穏やか。

パパの温もりと、お腹の中の赤ちゃんを一緒に感じてくれていることがママにとっても大きな幸福感なんでしょうね。

単なるポーズじゃなく、それをすることによって心がどう動くかを考えながら、そしてその時、人がどんな表情をするのかを予測しながらシャッターを切ります。

その姿に私自身も癒され、温かな気持ちにさせてもらってるのです。

そして、大きくなったお腹は女性にとっては体型の変化でもあり、その変化は時には心も揺さぶられてしまう。

体重は増え、足は浮腫み、綺麗だったお腹には妊娠線が・・産後、元に戻るのだろうか不安になることもあるのです。

私も実際に妊娠線は消えず、今でも残ってる一人です。笑 でも、勲章のように思っています!笑

マタニティ姿は本当に神秘的。女性本来の優しい体のラインとまる〜くなったお腹。撮れば撮るほど、美しいと思わされるのです。

撮りながら、『めっちゃ綺麗!女神様みたい!』と何度言ったことか。笑

何だかウェディングドレスみたいだね〜♫本当に綺麗♫とお話しながら、その姿を見てジーンとしてしまいました。

この大きなお腹には確かに小さな大切な命が宿っています。そして母の深い愛と、この命が芽生えるには欠かせなかったパパの愛。

マタニティフォトは人の尊さを教えてくれるものなのかもしれませんね。ずーっと眺めていたい・・とこのブログを書きながらも思っている私でした。

お腹を露出することが全てではありません。洋服を着たまま丸みを出して撮るのもマタニティフォト。同じ女性だから共感できるものが沢山あります。

デリケートな撮影だからこそ、女性同士で色んなお話しながら、女性に産まれた喜びと、産まれてくるお子さんへ、こんなにあなたを待っていたんだよ。愛してるよ。と伝えてあげて欲しいな。

元気な赤ちゃんが産まれてきますように。